東京に行く気配が今のところない空蘭々です←
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バスマスタークラシック終わったら本気出すから←
とういうことで久々の釣行記
というか、軽い釣行もガチの釣行も合わせて
多分1ヶ月くらいずっと釣れてなかったと思う。
「最近暖かくなったしなぁ」って思ってガチ装備で釣りに行っても坊主
今日は軽く流してやるかーって釣りに行ったら当然坊主
ここ最近釣ったものと言えば
カエルを3匹バイブレーションで釣ったくらいかな
つーか多分バス1匹釣るよりも単日カエル3匹引っ掛けるほうが難易度高いと思うわ……
カエルって土の中に潜って冬眠してんじゃないの?
なんで水中のボトムで引っ掛かってくるんだよぉ……
なんてこともありつつ
来る今日、私空蘭々はガチ装備&ボートによる釣行を決行した次第でござります。
ちょっと話が前後するが
私は冬の間も基本的にはシャローの釣りを展開していた。
理由としては2つ
1つは魚探がないから。
魚探がない以上ディープの釣りなんてやり切れるはずもない。
これが私が今冬ディープの釣りをほとんどやらなかった最大の理由である。
野池の鉄板テクとしては
最深部にバイブレーションやらメタルバイブやらを通す
という手段が往々にして語られるが
あれは結局最深部でもせいぜい3mぐらいしかないような
皿池型の野池であるという条件が必要だと思う。
そして、私の地元ではそういった皿池型の野池がほとんどなく
余裕で5mオーバー
7m、8m、中には10mを越えるような
いわゆる『山間型野池』といわれるタイプの野池ばかりなのだ。
そういった野池の最深部をバイブで探ろうと思ってもまともに探れるはずもなく
(バイブとかではせいぜい5mぐらいまでかな)
そういった釣りを展開する機会は私の中でほぼなかった。
と言う事でディープの釣りはほとんどしていない。
もう1つ、私がディープの釣りをしなかった理由は
基本マッディ野池での釣行が多かったからだ。
そもそも冬=ディープの公式が成り立つ背景としては
ディープの水温は安定しているからという話なのであるが
バスが潜れる最大深度と言うのは実は透明度によって違ってくるのだ。
水が濁れば日光が到達する深さは浅くなる。
日光が到達しなくなれば植物を含む生物が生存できなくなる。
結果バスもいなくなる
という理屈だ。
なのでマッディウォーターでは冬だろうが基本的にはシャローにいるだろう(ってかディープに行きたくても行けないだろう)と私は思っており
ならばシャローのどこに行くのかと問われればカバーしかなかろうという話なのだ。
ゆえにシャローゲームが展開できると言っても良い。
こういった理由から
私はディープの釣りをしてこなかったわけだが……
さすがに1ヶ月もホゲ続けていればシャローじゃ無理かと思っても不思議ではない。
そもそも冬季に最もやべぇって言われてるのが濁りなのだから
マッディ野池で釣りをするほうが間違っているのかもしれない。
カバーにおるだろうと言っても生半可なカバーでは話にならず
風や流れを確実に避けることができ、かつ日光による加温を妨げないような
そんな都合の良いゴージャスなカバーがあればいいのだが
あいにくあるのはプアーなブッシュばかり。
とてもじゃないけど魚が浅瀬で冬を乗り越えられるような場所がない。
魚が深場に逃げられるような透明度の高いフィールドを選択したほうがいいのだろうか?
と思ったのが先日の話。
かと言ってディープの釣りは魚探がないからなぁ……
と頭を悩ませていたのだが
「地形がわかってるフィールドなら魚探なくてもなんとかなるくね?」
と思いつき
今宵やってきたは、かの
果ての池
と呼んでいる場所である。
一昨年の12月
果ての池は未曾有の大減水に見舞われたのだが
その時に地形を把握&写メっておいたのだ。
ちなみに一昨年の様子
今日の様子
「水があったら冬この辺にいるんだろうなぁ」
って場所をボートで攻める。
まさに1年前のあの日想い耽っていた事を現実にする時がきたのだ。
メインに積んだタックルは
スモラバを結んだスピニングタックル。
絶対の信頼をおくフットボールジグ用のタックル。
あとちょいちょいあるだろうカバーを攻めるためのテキサス用タックル。
の3つだ。
基本巻かない!
つーかディープやることが主だから巻かん!
という意識の元釣りを始める。
もっとも最初はお得意のシャローゲームを展開する。
これで釣れてくれたら話が早いからだ。
スモラバのミドストでシャローを流しつつ
要所要所にあるカバーにはテキサスを投げ込み
写真を見ながらインビジブルなカバーをフットボールで攻めるという
隙を生じぬ3段構え
で果ての池を攻略する。
釣れる気しかしねぇ!(いつも言ってる)
そして、2時間も経てば嫌でも理解できた。
やっぱシャローは無理だわ
ってことにね。
まぁこの辺までは予定通りよ。
いよいよディープ攻略にうつる。
フットボールをジグにメタルバイブとか使ってディープを攻める。
写真を見ながら「この辺は深くなってる」とか「ここに岩がある」とかうんうん言いながらルアーを投げ入れていく。
シャローゲームに比べると圧倒的に1投に掛かる時間が長く
1投5分とかいう時もあった。
延々とディープのカバーを攻めに攻め
そしてついに……
心が折れた\(^o^)/
つーかいくらここにカバーがあるってのが写真でわかったとしても
写真からではだいたいの場所しかわからないしそもそも魚が本当に付いてるのかも不明な以上
やはり魚探がなければ全くやり切れないという結論になった。
魚探必須だわ。
来年はそろえるね……
まぁこの辺でほとんど万策尽きてる状態なので
やる気もかなり削がれてるわけだが
せっかくボートも出したのでそう簡単によし帰ろうとはならず
まぁ諦め半分でもう1度シャローを攻め始めた。
ディープやってもわからんと言う事で
写真を見ながら2mぐらいまでにあるカバーの位置を確認し
その辺を重点的にやっていくことにした。
が、途中尿意に耐え切れず上陸。
一息ついたところで
スモラバを結んでいたスピニングタックルを持ってオカッパリをすることにした。
ボート出したのになんでオカッパリやねんと自分でも思ったが
まぁ地に足つけてぼーっとしながら釣りがしたくなったのだ。
そもそも既に諦めモードに入っていたし。
使い方もいつものミドストではなくて
非常にスタンダードなシェイク&ポーズみたいな釣りをする。
細かく言えば、ボトムまで沈めて石とか木とかシェイクしながら乗り越えて……
というまぁライトリグにおける普通の釣りだ。
ただこの釣りをしていると顕著に感じるのは
「ライトリグってオカッパリで使い易いわぁ」という事である。
ボートだと常にポジションが変動するせいで
スラックの処理になかなか集中できなかったりする。
特に、ライトリグのような軽いルアーを扱う時は
かなりルアー操作に意識を集中させないと何をやってるのか途端にわからなくなってしまったりするので
自分の立ち位置に気を使わないで済むオカッパリではライトリグはとても扱いやすいのだ。
もちろん魚の取り込みの事を考えると
オカッパリ=ライトリグとはなりきれないが
その辺はネットを使えば解決できたりするし……ね?
ボートはなかなか位置を固定できないから難しいのさ。
なんて思いながら丁寧に、極丁寧に釣りをしていく。
オカッパリなんで立ち位置を大きく変える事も出来ず、何度も同じところを通す事になる。
ただ通していて木やら石やらたくさんあるから
「この辺におらんのかな~」などとぼやきながら延々シェイクを続けていた。
なんとなく予感はあったのだ。
シャローに魚はいないかもしれない。
魚が居着くだけのゴージャスさはないかもしれない。
だがしかしである
オカッパリによる繊細なライトリグの操作感と
同じスポットを何度も何度も、ゆっくりゆっくり攻めている現状が
なんとなく、ただなんとなくではあったが
釣れるような気配を沸き立たせてくれていたのだ。
そして、クッっと引きこまれる感覚
竿先に伝わってきたのは
まごうことなき生命の息吹だった。
連続坊主記録を止めてくれた
貴重な1匹を手にすることが叶った。
まじ久しぶりの魚
秋ぐらいに釣った58cmとかよりもガッツポーズしたかもしれん。
この腹ですよ
決して大きいわけではない
正直狙って釣ったともいえないかもしれない
事故的な1匹と言われたら返す言葉もない
しかもライトリグだ
だが、ライトリグ使うならオカッパリの方がやり易いなと上陸したまま釣りをし
浅い場所だが色々物が落ちているなというのを目と肌で感じ取りながら
極めて繊細に、まさにライトリグの真骨頂とも言えるような
極丁寧な展開の釣りで
釣れるかもしれないという一種の予感が薄紙を重ねるように積み上がっていったその時に釣れた1匹なのだ。
釣れるかわからんけど、釣ろうと思ったらこうだろ
を、きっちりやっていった結果である。
事故かもしれないが、まぐれとは言いたくない。
別にライトリグだから釣れたとかそういう事を言うつもりはない。
私がこの場で得るべき教訓と言うのは
『冬はもっと丁寧に釣りしろよ』って事なのだ。
実際思い起こしてみれば
この1匹を獲った時のように
ワンスポットをじっくりと攻めた記憶はこの1ヶ月全くない。
かつてコールドウォータークランキングを行う際にも
『ルアーがヒラうちをしたトレースコースの誤差程度のズレで食わなくなるよ』
なんて偉そうにほざいていたのだが
実際それをやり切れていたのかと言えば全然やり切れてなかったのだ。
ハイシーズンならシャローに魚がいるだろうと思ってやり続けられるが
冬はそもそもシャローに魚がいるのかすら怪しい以上
シャローの釣りを丁寧にしようと思ってもなかなか難しいのだ。
だから釣りのテンポが早くなる
ワンスポットに掛ける時間が短くなる
2~3投して反応がなかったら次へ、なんて釣りをしていた。
今まで馬鹿にしていた
メンタルの部分である。
己の持つ意志薄弱な部分が如実に現れたと言ってもいい。
そういえば誰かが言っていた
『冬は居るけど食わない魚を食うまで待つ』
と。
シャローにいるからアグレッシブだろうよ
ならば速い動きでもついてこられるだろうよ
何投かして反応がないならそこに魚はおらんだろうよ
という意識が、私をこの1ヶ月坊主地獄へと堕としやったのだとこの1匹から気が付かされたのだ。
丁寧に、極めて丁寧に。
それが大事だったのだ。
丁寧に釣りをすることを覚えた私は
その後乗船したのちもう1匹を追加する事ができた。
リズムってあるね
この1ヶ月の苦労が1匹を皮切りになかったことになった
しかも普通にデカイ。
サイズを測ってみたら38cmだった。
この池のポテンシャルを考えれば
琵琶湖の58cmに匹敵する(と勝手に思ってる)個体だ。
しかも腹がこれまたヤバイ。
この腹の迫力を写真でお伝えできないのが何とももどかしい
ついでの話になるが、この写真を撮っていて気が付いたことがある。
バスのケツ穴からなんかスペルマみたいなねちょっとした液体がこぼれていたのだ。
いや、透明だったからどっちかといえばカウパーかな。
そしてよくよく見てみると……
なんか黒い粒粒がケツから出てる
あぁ~
君卵持ち君だったか(バスの卵って黒いっけ?)
季節的なのを考えれば、抱卵してる魚が居てもおかしくはないのかな
と納得し、あんまりいじめんとリリースしてやった。
咄嗟にプリスポーンや!
って言いかけたけど
まぁプリではないだろうね。
この後も釣りを続けたが、時間が既にかなり下がっていた事もあり
2匹で納竿となった。
自分ではきっちりやり切れてると思ってたが
意外と雑になっていることが多いというのに気が付かされた1日だった。
てっきり釣れないのは(シャローに)魚がいないからだなと思い込んでいた部分があり
それが結局釣りの雑さに繋がっていたのだ。
丁寧にやれば魚は釣れる、釣れないのは居るけど食わないからなのだ。
もちろんハイシーズンならそうではないかもしれないし
居ても食わない魚をいちいち相手にする必要は薄いかもしれない。
だが冬では総じて魚が口を使い辛いのだから
釣れない=居ないの考えは捨てるべきなのだと思い知らされた。
冬の釣りにおいて大事なこと
それは
『魚を探すことではなく、そこに魚が居ると信じてやり切ること』なのだろう。
魚が居ると信じる心
それは精神論的なあまりに不確定な要素である。
それを、確実なものとするのが
魚探などのハイテクなのかもしれない。
余談ではあるが
お気に入りのネコリグではなくてなんで今回スモラバなのか?
というと
基本的に冬の魚は1回のバイトでホントに1回しかかじらないのでは
と思っている部分が私にはあるからだ。
どういう事かというと
ネコリグの場合、特にストレート系のワームを使っていた時などは
アタリが出た瞬間は、実はまだワームの端っこだけをかじってフックが口の中に入っていないと言う事が往々にしてある。
この状態でフッキングしてもノラず、ワームがなくなってフックだけかえって来るということになってしまう。
その為、ネコリグの場合送り込んでやる・食い込ませてやる事によって針を口の中に入れる余裕が必要なのだが
こと冬においてはいくら送り込んでも飲み込んでくれない可能性がハイシーズンに比べると増えると思うのだ。
1回しかないかじり行為で針が口の中に入ってくれない限りは
冬のバスはそれ以上飲み込もうとせず吐き出してしまうかもしれない。
実際のところどうかはわからないが、この可能性が付きまとう以上あんまり好んでネコリグを使わないのも事実だ。
その点スモラバは(これはフットボールにも言えるのだが)
アタリがあった瞬間に合わせてやっても比較的すっぽ抜けが少ないと思うのだ。
すなわち、スモラバの場合は1かじりでフックが口の中まで入ってくれる確立が高く
冬の貴重なバイトを逃さないのではないか
と思っているのでスモラバを使った次第だ。
無論ネコリグが駄目とは言わない
魚のアベレージが大きいとか今日は活性が高いとかならネコリグも有りだし
ネコリグをするにしても例えば長いストレートワームではなくてもっと短いワームとか使えばいいのかもしれない。
まぁその辺は好き好きだ。
ま、こんな感じ
最近また寒くなったね。でも暖かい日もあるから……
あれ?
これって三寒四温じゃね?
もう春じゃん。