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Channel: バス釣りと共に
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コールドウォータージャークベイティング

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ジムビッターを元祖とするジャーキングと言うテクニック。
日本では春のルアーといわれ続けているジャークベイトが
本来年中その威力を発揮させることのできる真の技術であることは
もう語るに及ばずという感じだろう。


しかしこのジャークベイトを用いたジャーキングと言うテクニック。
今時期のようなコールドウォーターバッシングでは
なかなかハメきれないものであるのもまた事実だ。


そもそもジャークベイトを用いたジャーキングと言うテクニックは
魚を浮かせる、寄せるといった狙いを持つルアーの代表格と言っても良い。
魚を浮かせることによって得られる恩恵は
浮かせること自体は簡単でなくても、一度浮かせてしまった魚に口を使わせることは比較的容易だということだ。
魚を騙すという意味で言えば、浮かせるルアーの強さは名状しがたいものがある。

しかし、魚が浮く寄って来るという現象には
魚が浮くだけの力、体力、活性があることが前提条件なのだ。

つまり、コールドウォーターによって活性が著しく下がってしまった魚に対しては
魚を浮かせることが前提のジャークベイトによるジャーキングは厳しいといわざるを得ない。


その為、この時期有効になってくるのが
魚との距離を少しでも近づける意味でもディープダイビングモデルであったり
魚がルアーに近づく為の時間を稼げるサスペンドモデルであったりが有効なのだ。



また、この時期ジャークベイトをハメる為に必要な要素のひとつとして
ベイトフィッシュの存在が挙げられる。

ベイトフィッシュについてる魚を狙うためにジャークベイトを使うわけだが
これはベイトフィッシュにつく魚=食性が残っている魚
と言う事であり
比較的活性が高い(越冬系の魚に比べれば)個体であるために
ジャークベイトを使って浮かす、寄せられる可能性が少しでも高い故にと言う事だ。


別に
バスがシャッドを狙っているからミノーシェイプのルアーだ!
というわけではなく
ジャークベイトの有り方として高活性な魚を探していきたいからという理由付けだ。
別にベイトフィッシュについてる魚を狙うのにジャークベイトである必要性は
必ずしもあるわけではない。

スピンジグやスピナーベイト、メタル系を使っても普通にいいだろう。
あくまでも手段の一つであることを念頭に置くべきだ。





ジャークベイト場で本当のジャーキングが出来ているのであれば
決してポーズの時間は長く取る必要はない。
10秒とか20秒とかは無駄に時間を取って手返しが悪くなるだけだ。
長くても5秒とかその辺でいいだろう。

ログで言えば
ADRBやASDRB、ADR4、ADR5などがコールドウォータージャークベイティングに有効だと思われる。



ただもちろん
基本はARBだ。
あまりディープモデルに慣れすぎると、ARBをジャーキングした時に水を掴まない、滑るといった感覚に陥ってしまう。

ARBでも水をしっかり噛ませる技術が、ディープダイビングモデルにも活きてくるのだ。


本当のジャークベイティングを志すなら
定期的にARBを結わんで投げる事をオススメする。






ちなみに
最近気付いた私なりのジャーキングにおけるコツを紹介しよう。


例えば、2段3段といった多段ジャークの組み合わせでジャークベイト(ログARB)を潜らせていく場合

最初はロッドの反発力を利用して短くかつ振り幅を少し大きめにジャークしてやり
ある程度潜ったら振り幅を狭く、スラックを少なく、ロッドのパワーを利用して押さえるようにジャークしてやる事によって
水がしっかり噛みかつ滑らない絶妙な引き感を得られるかもしれない。

最初の2段、最初の3段はロッドの反発力を利用して
次の2段以降はパワーを利用してやる事によって
2段・3段・2段・3段の4回でだいたい最大潜行深度まで持っていくことが出来る。

上手くやれば
最初の2段で既にかなり潜らせてやれ
次の3段ジャークの途中からロッドのパワーを活かして振ることによって
2段・3段・2段の僅か3回で最大潜行深度付近まで持っていけたりもする。


これを書きたいが為の記事
核心を突きつつもあえて分かり辛くする事で受け取る側の想像力を掻き立てる魂胆。
参考までに

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