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リリーパットってもしかして・・・・・・?

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先日ウィードに関して色々調べていたのだが
そこである疑念がわいてしまった。

ウィードって言っても色々種類があり

いわゆる水草といえばこれ!みたいなカナダモとかを始めとする
水底に根を下ろし水中で葉を広げる
沈水植物といわれるもの。

水底に根を下ろし葉は水面で広げる
ヒシやスイレンと言ったいわゆるリリーパッドと呼ばれる
浮葉植物

根も葉も水面に浮いている
ホテイアオイやウォーターレタスなどの
浮遊植物

極浅い場所で水底の土壌に根をはり水上に葉を伸ばす
アシやガマといった
抽水植物


などがある。




そんな水草なのだが
植物ゆえのほかのカバーにはない大きな違いが存在する。

中学の理科を思い出して欲しい。
(余談:中学の〇〇っていうとなんか馬鹿にしてる感じがするのだが、実際中学校時代の勉強内容なんて大人になってから使うこともなければ覚えている事もほとんどない気がする。私だってリトマス紙のアルカリなんちゃらなんて一切覚えてない。中学時代は理科の鬼と呼ばれ、理科だけ圧倒的に出来た私だが、あの頃の知識などほぼ皆無に等しいわけで)

植物は二酸化炭素を吸収して酸素を吐き出す光合成というものと
他の生物と同じ酸素を吸収して二酸化炭素を吐き出す呼吸というのを行うのはわかるだろうか。

光合成を行うのは植物だけで、この作用があるから地球上から酸素がなくなることはないのだ。
近年森林伐採がなんちゃらで酸素がふにゃららってのはこの場では置いておこう。


そしてこれは
水中の植物であるウィードでも同じ事が言えるのだ。


夏場、高水温によって水中の溶存酸素が減少している状況下で
ウィードの光合成がもたらす酸素と言うのは絶対無視できない部分だと思う。
どんなにゴージャスなカバーがあったとしても、そこに酸素がなければ魚は生存できないからだ。
例の本→http://blogs.yahoo.co.jp/momiziorosi13/26726816.htmlの中でも酸素という項目が頻出しているので、溶存酸素と言うのはとても重要なのがわかる。



しかしだ。
ここからが今回の本題である。

浮葉植物や浮遊植物を総称した
いわゆるリリーパッドなのだが

私が色々調べた結果、もう結論から言ってしまうと
リリーパッドってあんまりバスが付かないんじゃないかな?
という話になってしまったのだ。

夏場に水面を多い尽くすヒシやハスなどを見て
『あの下にはビッグバスがうろうろしてるんだろうなグヘヘ』
みたいな妄想を膨らませていたのだが

下手したらゴージャスなリリーパッドであればあるほど
魚はいない可能性があるのだ。


以下理由
そもそも植物が光合成を行う為に必要な物は何かといえば
日光だ
日光がなければ植物は光合成を行う事が出来ない。
つまり夜間は全ての植物が呼吸を行うわけだし、曇りで日光が足りない場合もそうだ。

そして何より私が懸念しているのは
高水温によって増殖したリリーパットの葉が遮光となってしまい
水中に日光が差し込まなくなるという悪影響をもたらすことなのだ。

確かにこれはシェードができることによる避暑地的役割も担うことができるのだが
日光が差し込まない状態は水中のウィードにとってはよろしくない。
ただ光合成を行わないだけなら問題ないのだが
問題は植物も呼吸をしてしまうという事だ。


つまりただでさえ高水温で水中の溶存酸素が減っている中
さらに高水温によって増殖した大量の植物が一斉に呼吸を行うとどうなるか。

水中は貧酸素化状態となってしまうという事だ。


この状態になると魚は生息できないということになる。
つまりゴージャス過ぎるリリーパッドは水中に光をもたらさず
貧酸素状態を引き起こし魚を寄せ付けない事になってしまう。

沈水植物ならあんまり酸素がないと枯れるのかな?
と思うが
浮葉植物や浮遊植物は葉自体は水面から出て外気に触れているので
水中の低酸素など問題にしないのだ。
そして仮に葉で光合成をしたとしても、浮葉植物や浮遊植物が水中に放出する空気の量は沈水植物に比べると多くない(つかほとんど放出しないのかな?)

リリーパッドの下がデッドウォーターであったとしても
リリーパッドは生い茂る事が出来てしまうのである。

それは一見ゴージャスなカバーに見えるかもしれないが
まさにまやかしなのだ。

それと水面を葉が覆う事によって外気と水面が接する量が減り
これも低酸素の要因となる。


バスフィッシングにおける水草と言うのは
濃ければ濃いほど良いというものではないということだ。

実際濃いパッドで釣れる魚は雷魚とかあの辺だろうけど
雷魚は肺呼吸(空気呼吸)できるから貧酸素状態の水域でも生息できてしまうのだ。
バスがいるのはもっと薄いパッチなのだろう。


カナダモドームとかをパンチングで直撃!
みたいな釣りが琵琶湖でやられているけどあれってどうなんだろ?
あんまり濃いウィードカバーの中って酸素的に……
っていう感じになったとさ

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